2018-03-31

グロリアおばぁ。


☆名前を覚えられない☆


いつからだろう、

↑ 元から?

基本的に名前を覚えられなくなった。


ココでは、挨拶の後に名前を呼ぶのが普通らしい。


店を始めた頃、よく名前を聞かれた。

聞かれれば、こちらも聞く。

慣れない名前が多いのでメモする。

ところが自分の場合、その相手の名前を呼ぶことはない。

だっていつ呼べば?的な。

『おはよう、ペドロ』

『こんにちは、マリア』

毎日何百人の人が来る。

そんなこといちいち出来ないのだ。


但し・・・


子供の名前は別ですのよ

↑ 親の名前は一切知らないという現実


ォ-ホホホ!!(`゚∀ノ゚´*)



そんな中、

↑ どんな中

大好きなグロリアおばぁのお話。


お客さんはご年配の方が多い。

季節や天候によっては、

一人で買物に来れない場合も多くある。

今年の冬は気のせいか寒くて長かった。(まだ?)


最近、見かけなくなったおじぃおばぁもいる。

ど〜してるかな〜

なんて思いつつ、人生いろいろだ。


グロリアおばぁもその一人だ。

「たぶん寒いから店に来れないのかな〜」

そんなことを勝手に思っていた。


この村に友達も知り合いもいない。

知らないことだらけだ。

余計なコトは知りたくない。

だから知らなかった、グロリアがどうしてたのか・・


そんなグロリアが、

今日、なんと娘さんと一緒に店に来たんだ。

正直、一瞬誰か分からなかった。

娘さんも知らないし。

嬉しかった〜

ホントに嬉しかった。

思わず、普段自らはしないハグをした。

「元気〜〜〜!!」と聞くと

何も答えなかった。

でもいつもの笑顔のグロリアだ。

何だか泣きそうになった。

その横で娘さんが、

「もう話せない」と言っている。

????????

ハ?

状況が分からず咄嗟に

「何で?」と聞いてしまった自分がアホに見えた。

その先の会話は高度すぎて理解不能だったが

ただ一つの真実だけは理解できた。


『グロリアおばぁの声を聞くことができない』


逃げたい。

また涙が出そうになった。

店は混んでいる。


今は、隣村の施設にいるようで

今日は久しぶりに村に帰ってきた。

だから顔を見せに行きたいって・・・

そう娘さんが・・・

わざわざ店に顔出してくれた。

もっともっと嬉しいじゃないか。

泣かすんじゃないよ。


来週、この村の施設に移るようだ。

そしたらたまに来れるから、っと。


悲しい現実だったけど

『この仕事してて良かった』

って初めて思った日でもあった。


グロリアおばぁ。


彼女の名前は結構前に覚えました。


買物が重くなると店と家を2往復。

2往復目にまた別の買物をするというおばぁ。

くしゃくしゃの笑顔を見せるおばぁ。


これからもその笑顔見せてね。

大好きです。


今日はありがと。





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